バレーボールでの膝・すねの怪我 | 横須賀のかもい名倉堂接骨院

バレーボールはジャンプ動作が多いため、膝に大きな負担がかかりやすいです。
そのため、大腿四頭筋の柔軟性が低下し膝に不調が出やすいのです。
練習が多い分、日常生活からのストレッチが大切になってきます。
また、ジャンプ動作が多いため膝の靭帯にも大きく負担がかかり、着地時に膝をひねるなどの動作により損傷を起こしやすくなります。

ジャンプ動作の酷使による筋肉の柔軟性の低下
また、ジャンプ着地の失敗や急なフェイントによる急停止や切り返しなどによって肘の関節や靭帯に負担がかかります

ジャンプの着地やストップ動作、膝の捻じれなどで靭帯が負傷します。
膝の靭帯は膝関節の安定性を保つ役割があるため、負傷してしまうと膝の安定性を失い、運動制限がかかってしまうのと同時に、
半月板など損傷を起こしてしまうことがあります。

ジャンプ動作の酷使によって、大腿四頭筋(ももの前の筋肉)の柔軟性の低下が起こります。
膝のお皿の部分に張りが生まれ痛めやすくなります。
痛みとしては、練習後に痛みが出るや練習中にも痛みが出るといった症状が多いです。
症状が重度になると痛みが強くなったり、靭帯の腱が切れたりといったことも起こります。

成長期(10～15歳)の子供に多く、ジャンプ動作が多いスポーツなどに多く起こります。
腿の前の筋肉である、大腿四頭筋は膝を伸ばす筋肉です。そのため、膝を伸ばす動作の繰り返しにより付着部をけん引してしまい、
脛骨の成長線に負荷がかかり成長軟骨部に剥離が生じます。

当院ではバレー膝の症状を
①不良な着地動作、切り返し動作
②足関節、股関節の可動性不良による膝への過剰な可動性
③下肢の歪み(アライメント異常)
と考えています。

不良な着地、切り返し動作において下肢の歪み(アライメント異常)があると、関節の連動性が悪くなり、筋肉や関節が正しく動けず負担が過剰にかかります。
下肢では股関節は可動性のある関節、膝は安定した関節、足関節は可動性のある関節です。
その上で不良姿勢でのプレーが続くと可動性のある関節がうまく動けず、膝関節の安定性が低下し、膝のブレが出てしまうことにより、痛みの原因になります。
そこで当院では、一人ひとりの原因を分析し、○3面運動(バランス)○運動連鎖○分離と共同(Mostability)
という点からfunctional movement approachという独自の治療法でアプローチをしていきます。

○三面運動(バランス)では、下肢の歪み(アライメント異常)によって筋肉や関節の動きが正常に動かなくなり、膝関節自体に負担がかかるため、足関節を始め、全身の歪みのチェックをします。
○運動連鎖では、骨盤が前傾した状態で着地をすると股関節が内旋内転してきます。その動きに伴い膝が内側に入ってきます。そうすると爪先に対して膝内側に入っているため膝を痛める原因になります。なので膝関節だけでなく周囲の関節の動作ができるよう治療します。
また、偏平足や外反母趾になると、足部の動作不良の原因となり、O脚やX脚にも繋がり、膝関節にかかる負荷が大きくなります。姿勢から伴う運動のつながりも改善していきます。
○分離と共同(Mostability)では、着地、切り返し動作の時に膝関節の筋肉や関節に負担がかかります。
そこで股関節や足関節の可動性、膝関節の安定性を高め、再発予防までを目指します。
上記のポイントから根本原因のアプローチを致します。