テニスでの腰の怪我 | 横須賀のかもい名倉堂接骨院

プロ・アマ問わず、腰痛で苦しんでいるテニスプレイヤーはたくさんいらっしゃいます。
腰を中心に身体を捻り、フォアストローク、バックハンドストローク、サービスのなどのボールを打つ動きに伴って腰の筋肉に負担がかかります。
試合や練習の中で繰り返しボールを打ち続けることで背筋だけでなく腰の関節にも負担がかかりやすいです。
慢性化しやすく、パフォーマンスに影響が出やすいので、重篤化する前に受診することが重要です。

サーブ，スマッシュなどの反復する激しいストロークにより，筋肉が収縮と伸長を繰り返し疲労し，痛みを発症する筋筋膜性腰痛や、
背中を後ろへ反らした際に発生する椎間板ヘルニア、オーバートレーニングによる疲労骨折などが主な原因となります。

慢性的な痛みが十分な回復をしないまま筋肉・筋膜に急激な強い負荷をかけることで筋肉・筋膜は傷つき腰痛が発生します。
 

椎間板は腰椎と腰椎の間にありクッションの役割をしている軟骨で、円盤の形をしています。
この軟骨の一部が飛び出して 神経を圧迫し、腰や足のシビレや痛みを生じさせます。痛みが強い場合は早急に受診してください。
 

腰椎の椎弓という部分にヒビが入り、やがて離れてしまうものです。離れたものがずれてしまうものをすべり症といいま
す。10～15歳の発育期のスポーツ選手に好発する背骨の疲労骨折です。腰椎分離症は早期に診断し、治療を開始することがとても重要です。
初期の段階で治療をすれば治癒する確率が高いですが、我慢して治療開始が遅れると骨が癒合せず、完治しない可能性があります。

当院ではテニス腰の症状を
①不良姿勢での急な捻りやスイング動作
②体幹の不安定性による腰部の過剰な負荷
③身体の歪み
と考えています。

 
不良姿勢での動作において体幹の不安定性があると、筋肉や関節が正しく動けず負担が過剰にかかります。
体幹では胸椎は可動性のある関節、腰椎は安定した関節、股関節は可動性のある関節です。
その上で捻りやスイング動作が続くと体幹が安定していない分、腰部の筋肉や関節に負担がかかり、痛みの原因になります。
そこで当院では、一人ひとりの原因を分析し、○3面運動(バランス)○運動連鎖○分離と共同(Mostability)
という点からfunctional movement approachという独自の治療法でアプローチをしていきます。
 
○三面運動(バランス)では、身体の歪みによって筋肉や関節の動きが正常に動かなくなり、腰部自体に負担がかかるため、骨盤の高さをはじめ、全身の歪みのチェックをします。
○運動連鎖では、股関節の捻る動きから骨盤に捻転力が伝わり、腰椎を引っ張り痛みが発症することが多いです。なので腰部だけでなく周囲の関節の動作が正しくできるよう治療します。
また、猫背になると胸椎の動きが悪くなり、腰に負担がかかったり、反り腰になると骨盤前傾に伴い腰椎の伸展が強くなるため、腰にかかる負荷が大きくなります。姿勢から伴う運動のつながりも改善していきます。
○分離と共同(Mostability)では、捻る動作の際に股関節の可動性が悪いと腰椎が過剰に動き、体幹の不安定性も高まります。そこから腰の筋肉や関節に負担がかかります。
そこで体幹を安定させることにより、腰椎の安定化、胸椎の可動性、股関節の可動性を向上させ、再発予防までを目指します。
上記のポイントから根本原因のアプローチを致します。