ゴルフ膝 | 横須賀のかもい名倉堂接骨院

ゴルフのスイングによる回旋動作によって足関節、膝関節、股関節、腰椎などに負担がかかります。
その際に回旋動作による左右非対称の負担がかかり、膝に痛みが発生します。
筋肉性の痛みや、靭帯性の痛みなど様々な痛みを訴えることもあります。

ゴルフのスイング動作、回旋動作によって受傷されます。
1番の原因は同じ方向のスイングが続くため、使いすぎによる痛みが発生します。
痛みが出る方の多くは膝の使い方が悪い、股関節の動きが悪くその代償動作として膝に負担がかかるなど様々です。

膝の内側がスイングによって強く伸ばされる状態、膝が内側に入ってしまうような状態によって受傷します。
痛みの出る部位は膝の内側で、受傷の強さによっては出血や腫脹が出る場合もあります。
特徴としては膝を内側に入れる動作をする時に痛む、または安定性が低下しているので不安定感があるなどです。
 

内側側副靱帯損傷と反対の受傷機転、かつ痛みや動揺性も反対の症状が出ます。
こちらは半月板との付着はないので合併損傷の確率は低くなります。
 

鵞足とは、半腱様筋、薄筋、縫工筋と言われる３つの筋肉がつく場所が、鵞鳥の足の形に似ていることからその部位を鵞足と言います。
この症状は膝の内側に痛みが出ます。靭帯の損傷とは違い、筋肉の炎症による症状です。
スイング動作による膝が内側に入ってしまう、使いすぎによって筋肉にストレスがかかり痛みが発生します。
ゴルフ時の痛みだけではなく歩行時や、立ち上がる時などにも痛みが出てしまうので、早期治療をお勧めします。
 

関節の痛みとして、変形による痛みも生じることがあります。
この症状は、年齢や、関節の使いすぎによる関節軟骨がすり減ることで膝の関節が変形する症状をいいます。
ゴルフ後に急に痛くなるのではなく、時間の経過によって痛みが生じるものなのでプレー後に痛みが出た場合は別の要因が考えられます。

当院ではゴルフ膝の症状を
①不良なスイング動作
②足関節、股関節の可動性不良による膝への過剰な可動性
③下肢の歪み(アライメント異常)
と考えています。

不良なスイング動作において下肢の歪み(アライメント異常)があると、関節の連動性が悪くなり、筋肉や関節が正しく動けず負担が過剰にかかります。
下肢では股関節は可動性のある関節、膝は安定した関節、足関節は可動性のある関節です。
その上でスイングが続くと可動性のある関節がうまく動けず、膝関節の安定性が低下し、膝のブレが出てしまうことにより、痛みの原因になります。
そこで当院では、一人ひとりの原因を分析し、○3面運動(バランス)○運動連鎖○分離と共同(Mostability)
という点からfunctional movement approachという独自の治療法でアプローチをしていきます。
 
○三面運動(バランス)では、下肢の歪み(アライメント異常)によって筋肉や関節の動きが正常に動かなくなり、膝関節自体に負担がかかるため、足関節を始め、全身の歪みのチェックをします。
○運動連鎖では、足関節の回外動作から下腿の外旋、膝関節の内反、股関節の内転内旋する繋がりがあります。なので膝関節だけでなく周囲の関節の動作ができるよう治療します。
また、偏平足や外反母趾になると、足部の動作不良の原因となり、O脚やX脚にも繋がり、膝関節にかかる負荷が大きくなります。姿勢から伴う運動のつながりも改善していきます。
○分離と共同(Mostability)では、スイング動作の時に膝関節の筋肉や関節に負担がかかります。
そこで股関節や足関節の可動性、膝関節の安定性を高め、再発予防までを目指します。
上記のポイントから根本原因のアプローチを致します。