
交通事故に遭ったあと、
「首や肩が痛い」
「頭痛がする」
「事故直後は痛くなかったのに、後から痛みが出てきた」
「なかなか首の痛みが取れない」
このようなお悩みはありませんか?
交通事故後には、首や肩の痛み、頭痛、首の動かしにくさなど、さまざまな症状が現れることがあります。特に、事故の衝撃によって首に負担がかかることで起こる症状は、一般的に「むち打ち」と呼ばれています。
当院でも、交通事故後に来院される患者様の多くが、首や肩の痛みを訴えています。
今回は、交通事故後のむち打ち症状と回復までの経過について解説します。

交通事故後のむち打ち症状には何がある?
むち打ちでは、次のような症状がみられることがあります。
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首や肩の痛み、張り
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首を前後左右に動かしたときの痛み
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頭痛
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首の動かしにくさ
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腕や手のしびれ
研究では、むち打ち後の症状として首の痛みや頭痛が多く報告されています。ただし、症状の種類や程度は人によって異なります。
また、腕や手のしびれ、力の入りにくさなどがある場合は、神経が関係している可能性もあるため、医療機関での評価が大切です。
事故直後に痛くなくても注意が必要
交通事故に遭った直後は、痛みをあまり感じていなくても、数時間後や翌日以降に首や肩の痛みが現れることがあります。
そのため、「事故直後は大丈夫だったから問題ない」と自己判断するのは避けましょう。
また、事故の衝撃に気づいていたか、突然衝撃を受けたかといった状況によって、身体の反応が異なる可能性はあります。しかし、身構えていたかどうかだけで、症状の程度や回復期間を判断することはできません。
事故直後に痛みがなくても、できるだけ早く医療機関を受診し、必要な検査を受けることをおすすめします。
むち打ちの回復期間には個人差がある
むち打ちの症状は、数週間から数か月の経過で軽減していく方がいる一方、痛みや頭痛などが長期間続く方もいます。
当院でも、比較的短期間で症状が落ち着く方がいる一方、数か月経過しても首の痛みが残る方がいらっしゃいます。
また、日常生活の動作や仕事中の姿勢によって痛みが変化することもあります。
例えば、
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朝は痛くないのに、夕方になると首が痛くなる
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朝は痛いが、身体を動かしているうちに楽になる
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仕事や家事のあとに痛みが強くなる
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一度落ち着いた痛みが、特定の動作で再び気になる
など、症状の現れ方はさまざまです。
むち打ち後の経過を調べた研究でも、回復の速さには個人差があり、受傷直後の痛みの強さや症状の数などが、その後の経過に関係することが報告されています。
症状が長引く場合には、痛みを我慢し続けるのではなく、現在の状態を改めて確認することが大切です。

痛みやしびれを放置しないことが大切
交通事故後の首の痛みをそのままにしていると、日常生活や仕事に支障が出る場合があります。
特に、腕や手のしびれ、筋力の低下、症状の悪化などがある場合は、早めに医療機関へ相談してください。
また、強い頭痛、意識の変化、繰り返す嘔吐など、頭部の外傷が疑われる症状がある場合は、速やかに救急医療を受ける必要があります。
交通事故後は、症状の程度だけでなく、いつから痛みが出たのか、どの動作で悪化するのか、しびれがあるのかなどを確認し、必要に応じて医療機関で検査や評価を受けることが重要です。
交通事故後の不調でお悩みの方へ
交通事故後のむち打ち症状は、首や肩の痛みだけでなく、頭痛やしびれなどを伴うこともあります。また、回復までの期間や症状の現れ方には個人差があります。
大切なのは、事故直後に痛みがなくても自己判断せず、早めに医療機関で状態を確認することです。そのうえで、症状の経過に合わせた適切な対応を受けましょう。
当院では、交通事故後のお身体の状態や症状についてお話を伺い、必要に応じて医療機関への受診をご案内しています。
交通事故後の首や肩の痛み、動かしにくさなどでお悩みの方は、一人で抱え込まず、ぜひ一度ご相談ください。
【この記事の執筆者】
田所(たどころ)
<所有資格>
柔道整復師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、睡眠健康指導士
参考文献
(1)Al-Khazali, Haidar Muhsen et al. “Neck pain and headache after whiplash injury: a systematic review and meta-analysis.” Pain vol. 161,5 (2020): 880-888. doi:10.1097/j.pain.0000000000001805
Available at:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31977938/
(2)Walton, David M et al. “Risk factors for persistent problems following whiplash injury: results of a systematic review and meta-analysis.” The Journal of orthopaedic and sports physical therapy vol. 39,5 (2009): 334-50. doi:10.2519/jospt.2009.2765
Available at:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19411766/
(3)Carroll, Linda J et al. “Course and prognostic factors for neck pain in whiplash-associated disorders (WAD): results of the Bone and Joint Decade 2000-2010 Task Force on Neck Pain and Its Associated Disorders.” Journal of manipulative and physiological therapeutics vol. 32,2 Suppl (2009): S97-S107. doi:10.1016/j.jmpt.2008.11.014
Available at:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19251080/





















