
専門家が解説!
科学に基づく五十肩対策と信頼できる健康アドバイス!
「腕を上げると肩が痛い」「後ろに手を回せない」「肩が硬くなってなかなか治らない」、そんな五十肩(肩関節周囲炎)の症状に悩んでいませんか?
五十肩は、肩の痛みだけでなく、時間の経過とともに肩の動きが制限され、日常生活に支障をきたすことがあります。
本記事では、接骨院の専門家が、五十肩(肩関節周囲炎)による痛みや可動域制限について、鍼治療をはじめとした治療法の効果を科学的根拠に基づいてわかりやすく解説します。
「なぜ肩が動かしにくくなるのか」「鍼治療は五十肩の可動域改善に効果があるのか?」など、実際の研究結果も紹介しながら、五十肩でお悩みの方に役立つ情報をお伝えします。
1️⃣ 五十肩とは
五十肩(肩関節周囲炎)は、単に「肩の筋肉が硬くなっている」だけではありません。研究では、**肩関節周囲の炎症と、その後に起こる線維化(組織が硬くなる変化)**が、痛みや可動域制限に関係すると考えられています。
五十肩を引き起こすメカニズム
①炎症によって痛みが生じる
五十肩では、肩関節の滑膜や関節包などで炎症反応が起こり、炎症性サイトカインなどが関与すると考えられています。
炎症が続くことで、痛みを感じる神経が刺激され、肩を動かしたときの痛みにつながる可能性があります。実際、肩関節周囲炎の組織では、IL-1、IL-6、TNF-αなどの炎症関連因子が報告されています。
②関節包が硬くなり、可動域が制限される
炎症が続くと、線維芽細胞の活性化やコラーゲンの蓄積などが起こり、肩関節包の線維化・肥厚につながると考えられています。
その結果、関節包が伸びにくくなり、
・腕を上げにくい
・腕を外側に開きにくい
・背中に手を回しにくい
といった肩関節の可動域制限が生じます。
2️⃣ 科学に基づく腰痛の対策

肩関節周囲炎に対して、鍼治療の効果性が認められた研究のご紹介⁽1⁾
🔍 Introduction | 論文の概要 —
この研究では、肩関節周囲炎(Frozen Shoulder)に対して鍼治療がどの程度効果があるのかを、これまでに行われた複数の研究をまとめて検討しています。
特に、
・痛み
・肩関節の機能
・肩関節の可動域(ROM)への効果を調べています。
🔬 How We Researched | 研究の進め方 —
1999年から2020年8月までに発表された研究を調査しました。
最終的に、13件の研究、合計966人の五十肩患者が対象となりました。
評価項目は主に、
・VAS:痛み
・Constant-Murley Score(CMS):肩関節機能
・柔軟性ROM
・外転ROM
・外旋可動域
です。
📊 Key Findings | 研究が示したこと —
VAS疼痛スコアに関するメタ分析では、対照群と比較して鍼治療群で疼痛の有意な軽減、CMS肩機能の回復、屈曲可動域の改善が認められた。
しかし、外旋および外転可動域については、メタ分析で有意差は認められなかった。
💡 The Science Behind It | メカニズムを解説 —
✅ 末梢での痛み刺激を抑える→脊髄・脳レベルで痛みの伝達を抑制する→痛みが減って肩を動かしやすくなる→運動療法・日常動作が行いやすくなる
→結果として肩機能やROMが改善す
✅ 鍼刺激→ 神経系を刺激→ 内因性鎮痛システムが働く→ 痛みの伝達が抑えられる
3️⃣ 専門家からのアドバイス

五十肩による痛みや肩の動かしにくさに対しては、症状に合わせて無理なく肩を動かすことが大切です。
特に痛みが強い時期に無理に動かすと、かえって痛みが強くなることがあります。
そこで、日常生活の中でも実践しやすい方法を3つご紹介します。
1.痛みのない範囲で肩を動かす
肩関節周囲炎では、肩を動かさない状態が続くことで、さらに肩が動かしにくくなることがあります。
痛みを我慢して無理に動かすのではなく、痛みが強くならない範囲で、少しずつ肩を動かすことを意識しましょう。
例えば、反対の手で患側の腕を支えながら、ゆっくり腕を前方へ動かす方法などがあります。
2.温めてから肩を動かす
肩周辺を温めることで、肩を動かす前の痛みやこわばりが軽減する場合があります。
入浴などで身体を温めた後に、痛みのない範囲で肩を動かすのも一つの方法です。
ただし、炎症が強く、温めることで痛みが悪化する場合は無理に温めないようにしましょう。
3.無理にストレッチをしない
「五十肩は硬くなっているから、強くストレッチすればよい」と考える方もいますが、必ずしもそうとは限りません。
特に痛みが強い時期に無理なストレッチを行うと、痛みを悪化させる可能性があります。
痛みの程度や肩の動きに合わせて、適切な強さで運動することが大切です。
4️⃣ 健康な毎日への第一歩
今回は、五十肩による痛みや肩関節の可動域制限に対するセルフケアについてご紹介しました。
五十肩は、痛みが強い時期と肩が硬くなってくる時期があり、症状の経過によって適切な対応も変わります。
そのため、「痛いから動かさない」「硬いから無理に動かす」という単純な方法ではなく、現在の症状に合わせて適切な運動やケアを行うことが大切です。
また、鍼治療についても、肩関節周囲炎の痛みや肩関節機能、屈曲可動域の改善を検討した研究が報告されています。
日常生活に支障が出るほど肩が痛い、腕が上がらない、背中に手を回せないなどの症状が続く場合は、自己判断で無理に運動せず、医療機関や専門家に相談しましょう。
引用文献
(1)The Effectiveness of Acupuncture in the Treatment of Frozen Shoulder: A Systematic Review and Meta-Analysis
Eyal Ben-Arie, Pei-Yu Kao, Yu-Chen Lee,, Wen-Chao Ho, Li-Wei Chou, Hsin-Ping Liu
Available at:https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2213422021000354
店舗名
【浦賀院】かもい名倉堂接骨院
住所
神奈川県横須賀市鴨居2-20-8
電話番号
tel:046-844-1770
【横須賀中央院】よこすか名倉堂整骨院
住所
神奈川県横須賀市安浦町1-1冨田ビル1F
電話番号
tel:046-884-8220





















