
専門家が解説!
科学に基づくオスグッド対策と信頼できる健康アドバイス!
暑い日差しが続いていますね。
そんな中でもクラブ活動や部活動を頑張っている学生はすごい!
ただ、スポーツなどで活動量が多いと怪我がつきものです。
今回は成長期に多い有名な怪我、オスグッドについてお話していこうと思います。
オスグッドは一般的に成長痛とも言われ、放置されがちな疾患です。
私が子どもの頃にも周りで膝の痛みに悩んでいる友達がいましたが、特にケアもせず様子を見ているだけでした。
ご自宅でできるケアの方法も紹介しますので、膝の痛みがある方や子どもが膝の痛みで悩んでいる方はぜひご覧ください。
1️⃣ オスグッドとは?
オスグッド病(Osgood-Schlatter病)は、成長期(10~15歳頃)のスポーツを行う子どもに多くみられる膝の障害です。
ジャンプやダッシュを繰り返すことで、太ももの前側(大腿四頭筋)が脛骨粗面(すねの骨の出っ張り)を繰り返し引っ張り、炎症や痛みが起こります。
走る・跳ぶ・急に止まる・方向転換するといった動作を繰り返すスポーツでは、膝への牽引ストレスが蓄積しやすいため、オスグッド病のリスクが高くなります。
そのためサッカー、バスケットボール、バレーボール、陸上競技、野球などで発症しやすいことが知られています。
2️⃣ 科学に基づくオスグッドの対策

🔍 Introduction | 論文の概要 —
今回紹介する2つのシステマティックレビューでは、これまでに発表された複数の研究を統合し、オスグッド病に対する保存療法(手術を行わない治療)の効果を科学的に検証しています。
🔬 How We Researched | 研究の進め方 —
1つ目の研究では、15件・712名を対象に、運動療法やストレッチ、活動量の調整、サポーターなどの治療効果を比較しました。
2つ目の研究では、13件の研究を解析し、運動療法だけでなく、電気療法や超音波療法、徒手療法など、さまざまな保存療法の有効性を評価しました。
📊 Key Findings | 研究が示したこと —
オスグッドの症状の軽減には運動療法を中心とした保存療法が最も効果的であることが示されました。
特に、痛みの程度に合わせて運動量を調整しながら、太ももの前後やふくらはぎのストレッチ、股関節や体幹を鍛えるトレーニングを組み合わせることで、痛みの軽減やスポーツへの復帰が期待できることが分かっています。
一方で、電気療法や超音波療法、マッサージなどは痛みを和らげる補助的な役割は期待できますが、それだけでオスグッドを改善する十分な科学的根拠は確認されていません。
そのため現在では、「痛みを我慢して運動を続ける」のでも、「完全に安静にする」のでもなく、痛みをコントロールしながら適切な運動療法を続けることが、回復への近道であると考えられています。
💡 The Science Behind It | メカニズムを解説 —
✅ 太ももの筋肉の柔軟性を高めることで、脛骨粗面への牽引ストレスを軽減する。
✅ 股関節・体幹の筋力を高めることで、ジャンプや着地時の膝への負荷を分散する。
✅ 運動量を適切に調整することで炎症の悪化を防ぎながら組織の回復を促す。
これらのメカニズムにより、運動療法と活動量の調整を組み合わせた保存療法が、オスグッドの症状軽減の中心的な治療法であると考えられています。
3️⃣ 専門家からのアドバイス

研究でもある通り、「痛いから完全に運動をやめる」「痛みを我慢して練習を続ける」のどちらもおすすめできません。
痛みをコントロールしながら運動を継続することが大切です。
痛みをコントロールするために自宅でできる方法を3つお伝えします。
1, 運動前後に太もも・ふくらはぎをしっかりストレッチする
20秒を目安に、大腿四頭筋・ハムストリング・下腿三頭筋を伸ばしましょう。
運動前にはアクティブストレッチ(ラジオ体操のような動きながら行うストレッチ)がおすすめです。
2, 股関節と体幹の筋力トレーニングを取り入れる
ヒップリフトやクラムシェルなど、膝への負担が少ない運動から始めることがおすすめです。痛みの出ない範囲でヒンジ動作(股関節を引き込む動き)を行うことも膝の負担軽減に役立ちます。
3, 痛みが強い日は運動量を調整する
痛みを我慢して練習を続けるのではなく、ジャンプやダッシュの回数を減らすなど、症状に合わせて負荷を調整しましょう。
4️⃣ 健康な毎日への第一歩
オスグッドは成長期だから仕方ないと考えられがちですが、適切な保存療法を行うことで痛みを軽減し、スポーツを継続できる可能性があります。
無理して続けてしまうと、100%の力が発揮できなかったり競技復帰が遅くなってしまったりします。
当院では、筋肉の柔軟性の評価、ストレッチ指導、運動療法、スポーツ復帰に向けたサポートも行っています。
「膝の前が痛い」「運動すると痛みが強くなる」といった症状がある方は、早めにご相談ください。
今後も、科学的な研究結果を基に、信頼性の高い情報をお届けしてまいります。
オスグッドでお困りの方は、ぜひ横須賀市の 「かもい名倉堂接骨院」「よこすか名倉堂整骨院」 へご相談ください。
引用文献
(1)Ndjonko, Laura C M et al. “Treatments for Osgood Schlatter Disease: A Systematic Review of the Literature.” Orthopaedic journal of sports medicine vol. 14,3 23259671251387354. 3 Mar. 2026, doi:10.1177/23259671251387354
Available at:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC12957582/
(2)Neuhaus, Cornelia et al. “A systematic review on conservative treatment options for OSGOOD-Schlatter disease.” Physical therapy in sport : official journal of the Association of Chartered Physiotherapists in Sports Medicine vol. 49 (2021): 178-187. doi:10.1016/j.ptsp.2021.03.002
Available at:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33744766/
店舗名
【浦賀院】かもい名倉堂接骨院
住所
神奈川県横須賀市鴨居2-20-8
電話番号
tel:046-844-1770
【横須賀中央院】よこすか名倉堂整骨院
住所
神奈川県横須賀市安浦町1-1冨田ビル1F
電話番号
tel:046-884-8220





















