
専門家が解説!
科学に基づくグローインペイン(鼠径部痛症候群)対策と信頼できる健康アドバイス!
スポーツ(特にサッカーやバスケ)をしていて股関節の前側に痛みがある人はいませんか?
走る、方向転換、蹴るなどの動作が繰り返し行い、負荷がかかり続けると発症するケースが多いです。
プロの選手でも悩まされることのある痛みなので、今後も競技を続けていく方は早めに対処することがおすすめです。
今回はグローインペインについてお話していきます。
症状がある方もない方も、予防のためにぜひご覧ください。
1️⃣ 「グローインペイン(鼠径部痛症候群)」とは?
グローインペインとは、股関節の付け根(鼠径部)や内ももの周囲に痛みが生じるスポーツ障害の総称です。
特に
・サッカー
・野球
・ラグビー
・バスケットボール
・陸上競技
など、急な方向転換・ダッシュ・キック動作を繰り返す競技で多くみられます。
グローインペインは一つの病気ではなく、内転筋(内ももの筋肉)や腸腰筋、腹筋、股関節、恥骨周囲など、さまざまな組織が痛みの原因となるため、「鼠径部痛症候群」と呼ばれています。
初期は運動後に違和感や軽い痛みを感じる程度ですが、そのまま無理をすると痛みが慢性化し、ダッシュやキックができなくなったり、競技を続けることが難しくなる場合もあります。
そのため、早期に原因を評価し、適切な治療と運動療法を行うことが、早期回復と再発予防につながります。
一度発症すると長期間痛みが続くことも多く、競技復帰まで数か月かかるケースも少なくありません
2️⃣ 科学に基づくグローインペインの対策

運動療法を中心とした保存療法の効果性が認められた研究のご紹介
🔍 Introduction | 論文の概要 —
長期間続くグローインペインを有するスポーツ選手に対する保存療法(手術を行わない治療)の有効性を評価したシステマティックレビューです。
ランダム化比較試験(RCT)のみを対象とし、運動療法や徒手療法、電気刺激などの治療法を比較し、どの治療が痛みの改善や競技復帰に効果的なのかを分析しています。
🔬 How We Researched | 研究の進め方 —
・長期間グローインペインを有するスポーツ選手を対象とした研究を抽出
・ランダム化比較試験(RCT)7件を解析
・運動療法、徒手療法、電気刺激、圧迫ウェアなど複数の保存療法を比較
・システマティックレビューとしてエビデンスを統合し、有効性を評価
📊 Key Findings | 研究が示したこと —
本研究では、股関節や体幹を中心とした運動療法が、グローインペインによる痛みの軽減や身体機能の向上に最も効果的な保存療法であることが示されました。また、マッサージや関節モビライゼーションなどの徒手療法は、単独で行うよりも運動療法と組み合わせることで、より高い治療効果が期待できることが報告されています。
さらに、適切な保存療法を受けた選手では、痛みや機能の向上だけでなく、競技への復帰率が向上することも確認されました。一方で、長期間の安静や受動的な治療だけでは十分な症状の変化が得られにくく、症状の軽減や再発予防のためには、股関節や体幹機能を高める積極的なリハビリテーションを行うことが重要であると結論づけられています。
💡 The Science Behind It | メカニズムを解説 —
✅ ダッシュ・方向転換・キック動作を繰り返すことで、股関節内転筋や下腹部に大きな負荷がかかり、微細な損傷(マイクロダメージ)が蓄積します。
✅ 股関節周囲や体幹の筋力・安定性が低下すると、骨盤周囲の組織に過剰なストレスが集中し、痛みが慢性化しやすくなります。
✅ 運動療法によって内転筋・臀筋・体幹の筋力や股関節の機能が向上すると、運動時の負荷が分散され、痛みの軽減や再発予防につながると考えられています。
これらのメカニズムにより、サッカーなど切り返しやダッシュ動作が多い競技では、股関節・体幹機能を高めるトレーニングを早期から取り入れることが、グローインペインの予防・軽減に重要であると考えられます。
3️⃣ 専門家からのアドバイス

股関節周囲、体幹の筋肉を正しく使えるようにすることが痛みの軽減や予防に効果を発揮することが多いです。
具体的に、実践しやすい方法を3つご紹介いたします。
1, 股関節内転筋(内もも)の筋力トレーニング
・ボールやクッションを内ももに挟んでの内転筋収縮
・チューブアダクション(固定できる場所にチューブを取り付け、立った状態で内ももでチューブを引っ張る)
2, 体幹トレーニング
・プランク
・サイドプランク
3, 股関節協調トレーニング
・スクワット
・ランジ
上記の他にも下半身のストレッチを一緒に行うこともおすすめです。
4️⃣ 健康な毎日への第一歩
グローインペインに限らず痛みや違和感がある場合は早めに専門家に相談することをおすすめします。
大会が近いから、レギュラー取りたいから治療は後回しだといつまでも痛みが消えないこともあります。さらには悪化して1ヶ月以上運動を中止してください。と言われることも多いです。
そのような事態にならないためにも痛みや違和感を放置しないようにしましょう。
今後も、科学的な研究結果を基に、信頼性の高い情報をお届けしてまいります。
鼠径部痛でお困りの方は、ぜひ横須賀市の 「かもい名倉堂接骨院」「よこすか名倉堂整骨院」 へご相談ください。
引用文献
(1)Brito, Rui et al. “Nonsurgical Interventions for the Management of Long-Standing Groin Pain in Athletes: A Systematic Review of Randomized Controlled Trials.” Cureus vol. 15,6 e40149. 8 Jun. 2023, doi:10.7759/cureus.40149
Available at:https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10329515/?
店舗名
【浦賀院】かもい名倉堂接骨院
住所
神奈川県横須賀市鴨居2-20-8
電話番号
tel:046-844-1770
【横須賀中央院】よこすか名倉堂整骨院
住所
神奈川県横須賀市安浦町1-1冨田ビル1F
電話番号
tel:046-884-8220





















