皆さんこんにちは!
当院では血流循環が悪く、悩まれている方が多くいらっしゃっております。
手技での血流改善に対する施術も行っていますが、食事のとり方によっても血管機能が改善されることをご存じでしょうか。
今回は脂肪と炭水化物のどちらを気を付けたほうがより血管機能に影響が出るかをお伝えします。
血流依存性血管拡張と言う点において、今回は注目してみました。
これは運動やストレスなどで血流が増加すると、血管内皮細胞の摩擦力がかかります。内皮細胞はこの摩擦力に応じて一酸化窒素を放出します。
一酸化窒素は血管に作用し、血管を拡張させることで血流を増やします。この反応が適切に行われることで、血管の健康状態が維持されることを血流依存性拡張といいます。
中等度の高トリアシルグリセロール血症を有する太り過ぎの男女に、空腹時及び食後の血管機能を測定して、無作為に炭水化物を制限した低カロリー食又は低脂肪食を摂取し、12週間後に比較した際の研究では、血流依存性血管拡張は、炭水化物制限食では機能が改善し、低脂肪食では数値が減少した。
よって、これらの結果は、動脈硬化性脂質異常症の患者において、12週間の低炭水化物食が低脂肪食よりも食後の血管機能を改善することを示している。
という研究結果があります。
この結果によれば、脂質を抑えるよりも、炭水化物を抑える方が血管機能の改善につながると考えられるので、皆さんも食事の際は参考にしてみてください。
横須賀市かもい名倉堂接骨院スタッフ一同
参考文献↓
Effects of dietary carbohydrate restriction versus low-fat diet on flow-mediated dilation/Jeff S. Volek/Kevin D. Ballard/Ricardo Silvestre/Cassandra E. Forsythe/Maria Luz Fernandez/William J. Kraeme